タイトルからして、上達意欲旺盛の方々が食いついてきそうな話題ですが。
すでにご存知の通り、今のマーブーの壁はテープ課題しかありません。
この方式を採用してからそろそろ1年が経とうとしています。
そもそもこの方式は、サーキットトレーニングの為のウォール作りが前提でした。
サーキットトレーニングは良質な課題でやらなければならない為、それぞれの課題を一から煮詰めていく必要があり、ホールド位置を自由に動かせるように、テープ課題のみのウォールとしました。
それにより大胆なセッティングが可能になり、今までできなかったムーブの習得が容易になるとともに、サーキットトレーニングの効果を引き出せるようになりました。
その反面、課題に対する飽きは避けられず、短期周期でのルートセットが必要になり、毎月のホールド替えをすることで新鮮な課題と向かい合えるようにしてきました。
この方式を採用したジムは欧米では比較的ポピュラーになってきているようですが、日本では私の知る限り他に例が無く、マーブーが初の試みだと思います。
それも、1年を迎えようとしています。
そもそもクライミングのトレーニングによって効果が現れてくるのが、少なくとも3ヶ月、半年、目に見えて明らかになってくるのが1年周期ぐらい。
マーブーで1年間、登ってみて、どうでしょう。
そしてアナタの友人は、この1年でどのくらい成長したでしょうか。
私としてもみんなの意見を聞いてみたい頃合いですが。
壁にはテープ課題しかなくても、単純にサーキットトレーニングといっても、色々と登り方やトレーニングの仕方はあります。
とにかくひたすら登ったり、フォームを突き詰めてみたり、自分で課題を作って登ったり、そもそも飽きてしまって惰性的になってしまったり、、、
何が良い、悪いはありません。
でも、せっかくの壁、有効に使わない手はありません。
この壁のメリットは、新しい課題を登れることではなく、良質の課題を繰り返し登れること、すなわちサーキットトレーニングの効果増大にあるのです。
最近ちょっと伸び悩んでるんだなーという方、自分の登りについて甘くなっていませんか?
痛めていた箇所をかばって登ったせいで気づかないうちにフォームが崩れていませんか?
登れただけで終わりにしていませんか?突き詰めていますか?
体はちゃんと使えていますか?視線は?足は?首は?胸は?背中は?腹は?腰は?脇は?股は?上腕は?手は?第一関節は?
是非ピンクテープから、フォームを確認しながら、今一度サーキットトレーニングを有効的に使ってみてはどうでしょう。
ジムでのトレーニングはその多くがフォームの確認と修正です。
そして、フォームの確認と修正には、サーキットトレーニングが最適です。
周りで上達が早い人がいたら、普段何に注意してどうやって登ってるか聞いてみるのもいいかもしれません。
みんな同じ課題をやっているわけで、上達している人には何か隠してるネタがあるはず。
サーキットに無いムーブや課題、リクエストがあればスタッフまで本気でどうぞ。
本気でいくらでも作ります。